週刊文春 誤報・名誉棄損の数々


マルコポーロ廃刊だけではない


文藝春秋社発行「週刊文春」(2011年9月8日号)掲載の「統一教会日本から『4900億円送金リスト』を独占入手!」という石井謙一郎記者の記事は、伝聞と憶測に基づく記述が多数みられ、当法人及び記事に登場する関係者の名誉を著しく毀損している。
「週刊文春」はこれまでも誤報を繰り返し、関係者を深く傷つけ、謝罪文を掲載する等、その体質は一向に改まらない。
以下、誤報の代表的事例を幾つか紹介する。

1992年7月16日号掲載の「元早大総長が集団結婚を徹底批判」という当法人に対する批判記事では、村井資長元早大総長による発言記述に誤りがあった。
当法人の指摘を受け、「確認の結果、指摘どおりでした。記述が不十分でした」とする謝罪文を花田紀凱編集長(当時)が直接、当法人本部に持参し謝罪した。

2000年4月6日号の「黒川紀章『100億円恐竜の橋』に市民の大罵声!」の記事は、一部の批判を多数意見であるかのように報道したとして訴えられ、文藝春秋社が敗訴。

2004年7月22日号に「豊田大橋が大多数の豊田市民の罵声を浴びたという事実はありませんでした…名誉を著しく毀損したことをお詫びいたします」との謝罪広告を掲載した。

2001年1月25日号、2月1日号、3月15日号では「小誌スクープ」と銘打ち、発掘捏造疑惑という別府大学名誉教授の名誉を毀損する報道を行った。
この記事に対し2001年3月9日、「死をもって抗議する」との遺書を残し同名誉教授が自殺。
遺族らによって裁判が起こされ文藝春秋社は敗訴した。

同社は「週刊文春」2004年9月2日号に、「別府大学名誉教授があたかもその捏造に関与した疑いがあると受け取られる一連の記事を掲載しましたが…石器が捏造であること及び同教授がこの捏造に関与したことは事実ではありませんでした…名誉を傷つけ、ご迷惑をおかけしたことをお詫びします」との謝罪文を掲載した。

最近では、2010年5月6・13日合併号の「初めて明かされる『勝ち組』のタブーユニクロ中国『秘密工場』に潜入した!」などの記事に対し、今年6月3日、「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」が、計2億2千万円の損害賠償などを求め、訴訟を起こしている。

花田紀凱元編集長は「週刊誌にとっては、宗教問題は重要かつ売れ筋のテーマ」(『花田式噂の収集術』125ページ)と述べているが、まさに売れればいいという体質が、今回の当法人に対する歪曲報道になったと言える。

「週刊文春」はいつになったらこの体質を改善するのだろうか。
彼らの記事による犠牲者たちの怒りや悲しみは、謝罪文の掲載だけで償えるものではない。
これ以上の被害者を出さないよう文藝春秋社に猛省を求める。


週刊文春偏向報道、追及第3弾

  ・第3弾(「週刊文春」誤報・名誉毀損の数々)より